美味しいお茶を楽しめる、使いやすくバランスの良い急須を作るコツを紹介します。
バランスの良い急須を作るコツ
パーツを作って組み合わせて作ります。
本体、フタ、口、取っ手、茶こしです。
最近の急須では、茶こしやフタのないタイプもありますね。
パーツをバランスよく組み合わせると、取っ手で自立します。
立つことが素晴らしいという人もいます。
けれども立つかどうかは、形によるのであまり気にする必要はありません。
ただのしょうもないパフォーマンスです。
上の画像の急須は運よく立ちました。
急須の注ぎ口と取っ手の角度は80度
上から見たときの、口と取っ手角度は90度よりも狭くします。
80度くらいが使いやすいです。
横から見たときの角度は、実際に手に持ちながら調節しましょう。
持ちやすい急須のフタのつまみ
フタのツマミはつかみやすい形を心がけましょう。
釉薬をかけるとヘコミが埋まってしまいます。
くびれのあるツマミがおすすめです。くびれがないまっすぐな棒タイプなら少しだけ長めに。
粗い土で作った急須は注いだときに後引きしてダラダラとこぼれます。
使うときは、中のお茶を最後の一滴まで出すようにやっているので特に困ることはありません。
茶こしの穴あけに茶こしポンスを使う
茶こしに細い穴をあけたい場合は先が細くなっている「茶こしポンス」を使います。
茶こしポンスは真鍮(シンチュウ)製。
一枚の薄い板をクルッと曲げたようなつくりです。
横から見たときに三角になっています。
できた茶こしの穴の断面も三角に近い形になります。
この形の穴のおかげでお茶の葉がつまりにくくなるのです。
注ぎ口から流水を入れて洗うことで、お茶の葉がすぐにキレイになります。
使ってみると茶こしポンスの先に、粘土が詰まってきます。
油を塗ると滑りがよくなります。
中で詰まってしまうので細い針金などで掃除しつつ穴あけ。
穴をあけた茶こしを、本体にくっつけます。
普通のポンスはフタの穴あけに使います。
注ぎ口と、取っ手をくっつけて完成です。