粘土の再生に使う機械「土練機」です。
シンポのNRA-04。
人力でやると何時間もかかる荒練り作業を、あっという間にやってくれます。
土練機の使い方を紹介。動画を追加しました。
土練機の使い方・手順
レバーを上げてフタを開けます。
中にローラーがあり、ここで混ざります。
レバーとフタは安全装置です。
安全装置は外すことができますが、運転中に誤って中に手が入ると大変危険です。
巻き込まれます。
機械はすぐに止まりません。
電源スイッチを押してレバーを下げれば作動します。
投入口からはみ出さないように粘土を入れます。
ある程度フタが閉じないと動きません。
粘土が硬いときは水につけてから入れます。
やわらかい粘土やドベと一緒にいれてもいいでしょう。
じょじょに粘土が出てきます。
好みの長さでカットします。
出口のレバーにワイヤーがついているので、上げ下げするたびに切れます。
2022年末にワイヤーがちぎれました。今は、普通のワイヤーでカットしています。
出てきた粘土が硬いと思ったら、水をつけてまた土練機に。
少し乾燥してヒビがでてきた粘土も通せます。
(硬すぎる粘土は故障の原因となります)
やわらかすぎる粘土はまとまらずに出てきます。
土練機に粘土を一回通してもなかなか均一な硬さにはなりません。
ちょうどいい見た目でも、中に硬いカタマリがあることがあります。
私はムラがなくなるように三回くらい通していますね。
土練機の使用後は投入口と出口にゴムのフタをします。
忘れると土練機に詰まっている粘土が乾燥して大変です。
投入口には濡らしたタオルを入れておきましょう。
画像の土練機は常圧のものです。
オイルの交換などの必要はありません。
思っていたよりも音は静かでした。
(運転の騒音よりもレバーの上げ下げの方がうるさいような)
投入口レバーが引っかかって動かないことがありましたが、レバーの付け根の筒を回すとスムーズにいきました。
土練機のスピードはゆっくり
実際はゆっくりです。
途中で動きが止まっているのは、レバーを上げて粘土を投入しているからです。
参考にどうぞ!
粘土の空気を抜いてくれる真空土練機ではありません。
真空土練機は常圧の倍くらいの価格です。
いまのところ故障せずに動いています。
この土練機(NRA-04)の外側はステンレスではなく鋳物でできています。(スクリューはステンレス)
使用後に粘土を拭いていなかったレバーが、部分的に茶色になりました。
土練機(NRA-04)を一年使ってみて:特に問題なく使えます。へんな音とかもありませんね。
塗装が少しハゲましたが、気になりません。
全体ステンレス製(NRA-04S)なら錆に強いです。
あまり気にならないので安い方を買いました。