器を置いたときに底がカタカタ鳴ると気になります。これはそこの形に歪みがある場合に起こります。
底がまっ平らに近いとガタつきやすいです。
作るときに平らでも乾燥するときや、焼いたときにひずみがでてきます。
焼いた後にヤスリやジスクグラインダーで削って平らにするのは大変です。硬いからですね。
高台のないタイプの器の場合は、粘土が少し乾いた頃に外側、下からポンポンと叩きましょう。
手のひらや、手のでっぱりで叩きます。
しかし、あまり力強く叩くと深くへこむどころか破けます。
へこみすぎたら反対側から押して戻しましょう。
乾燥が進んでいるとヒビが入ります。
上の画像だとよくわかりませんね。
水平がわかるように、底にタタラ板を置いています。
こうすることでまん中のヘコミ具合がわかります。
高台をつけない花瓶の底もこんなじです。へこませることで ヒビ割れ防止にもなります
乾燥のときに水のたまらない形ですね。
高台を付けた器場合は、削りの段階で水平になっているかを確認しましょう。
また、織部の向付のように足を3つにすれば絶対にかたつきません。
タタラで作る皿の場合は特にガタつきやすいです。 完全に乾燥するまで重しをのせておきましょう。私は、焼成で使うツクを重しにしています。