生垣に良く使われるマキの木。槙です。

初心者でも、時間をかければ簡単に増やすことができます。

春になり新芽が伸びてきたら、ぜひチャレンジしてみましょう。

 

 

2021年11月 短いマキの木で50cmくらいのびました。

マキの木の増やし方

 

さし木で増やす方法

マキの木の新芽の部分をさし木に使います。

ねらい目は濃い緑の葉っぱよりも、新しい黄緑のはっぱです。

古い部分は茎の色が白色です。いかにも木の皮っぽく硬くなっておりさし木には使えません。

 

緑色の茎から上を使います。カチカチな部分はダメ。

 

切り口はナナメに切りましょう。

20cmくらい切りました。

 

切り口に近い部分のはっぱは切り落とします。

はっぱは手でむしらずに、ハサミで切りましょう。

 

数時間水を吸わせます。

暑い時期、天日に当たりっぱなしのホースからはお湯が出るので、しばらく様子をみましょう。

 

試しに地植えしました。(いきなり地植えは、すべて枯れました)

 

10cmほど地面に埋めています。

日当たりが良すぎると元気がなくなるおそれがあります。

はじめは毎日水やりをします。

 

去年、一年間さし木を鉢植えにして試してみました。

数か月間しおれずに、耐えていたようです。

地植えをするために掘り起こしてみたら、根っこが生えていました。

 

日当たりが心配なら鉢植えをオススメします。

私は、植木鉢をしばらく木の陰に置いていました。

 

マキの木

こちらは2021年1月

左の長いマキは元から長いの植えてます。

 

さし木よりも確実な方法は、芽の出た苗を植えることです。

大きなマキの木は実をつけて種を落とします。

木の下を見ると芽が出ていることがあるので、土ごと掘って移植。自然に育った苗なので強い。

 

高価なマキの木

数メートルに伸びた一本のマキの木。

高いものでは数十万円で取引されています。

 

目安として1mが2,000円です。

生垣にするのなら数が必要ですね。

さし木は安く増やせて簡単ですが、2mになるまでは数年間かかります。

 

逆に育ちすぎてしまった木は大変。

ほったらかして5mほどの大木になると剪定も命がけ! 木の幅も凄い。

ちなみに業者に頼むと1本倒すのに数万円かかります。

 

10mくらいの剪定はケガに気をつければなんとかなります。

【マキタレシプロソーレビュー】2万円で太い庭木の剪定もできるコード式電動のこぎり

 

セルフでやるなら

墜落制止用器具 フルハーネス

をつけて、落下と腰にお気をつけて。

高さ2m以上の高所作業での腰ベルトは使用禁止になりました。


マキの木の生垣

マキは生垣に人気の木です。

伸ばすとびっしりと葉っぱが生えて、向こうが見えないくらいになります。

2mくらいの高さにそろえると、良い目隠しにできます。

 

木なので、フェンスなどよりも自然な感じです。

ある程度大きく育つと、広がるように枝が伸びてきます。

玉がふたつつながった甘みのある、マキの実もつきます。

 

剪定は夏から秋にかけて行いましょう。

剪定は密集しすぎた葉っぱ、枝を落とすだけです。

剪定は私の好きな作業で、意外と熱中します。

 

また、一度地面に木を植えたら簡単には動かせません。動かせば枯れるおそれがあります。

うまく根付いたら、あとはどんどん成長していきます。

植えるまえに、大きく成長したところをイメージしながら、木と木の間隔を調整してください。

 

マキの木のその後

いきなり地植えにしたため、少し枯れてきました。

植木鉢を用意して木陰に置いています。

マキの木の育て方

その後、夏になりました。

いきなり地植えすると枯れます。

1年間は鉢に植えて、しっかりと根っこを出してから地面へ。