煎茶湯のみの作り方

煎茶を楽しむ湯のみの作り方を紹介します。

手びねりで逆三角形のスッキリした湯のみを作ります。

パッと見ると小さいごはん茶碗みたいですね。

 

【手びねり】陶芸のプロが教える煎茶を楽しむための湯のみの作り方

 

目次

・煎茶用湯のみの作り方

・煎茶って何?

・5月は新茶の季節

 

 

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煎茶用湯のみの作り方

煎茶湯のみの作り方

粘土の玉です。

300gで作ります。

 

煎茶湯のみの作り方

両手のひらで、軽く叩くようにしましょう。

しっかりとくっつけます。

 

煎茶湯のみの作り方

荒のばしをします。

高さを出すのが大切ですね。

 

煎茶湯のみの作り方

だいぶ伸びました。

見込み=中の広さですが、三角形のすり鉢型よりも緩やかなカーブをしているとやわらかい印象になります。

 

煎茶湯のみの作り方

本のばしでこんな感じになりました。

口はガタガタしています。

 

煎茶湯のみの作り方

弓でカットしていきます。

ブレに注意!!

 

煎茶湯のみの作り方

なめし革で整えました。

口を少し外側に倒しています。

口当たりをよくしましょう。

 

煎茶湯のみの作り方

横から見たところです。

 

煎茶湯のみの作り方

翌日、削りました。

高台をつけています。

 

 

煎茶って何?

緑茶とか煎茶、番茶、玉露などお茶にはいろんな名前があります。

中でも玉露は高級なお茶として有名です。

 

煎茶とは、日本の緑茶として普段よく飲まれるお茶のことです。

煎じて飲むお茶ですね。

 

5月は年に一度のおいしい新茶の季節

5月の新茶の時期が待ち遠しいです。

九州だと八女茶、嬉野茶、知覧茶が身近な緑茶です。

新茶はいつも飲んでいる緑茶とはぜんぜん違います。

 

緑茶=渋い・苦いといったイメージが強いかと思われます。

 

新茶は独特な果物みたいな甘さを感じます。

甘いといっても砂糖を入れたような甘さではありません。

また口に含んだときに、トロッとした感じがします。

とろみを感じることができるんです。

 

特においしい新茶を飲んだときは、あと味にも違いがあります。

お茶なのにブドウみたいなあと味がします。

渋さと甘さ。

田主丸・浮羽が近いので巨峰をいただくことがあるんですが、とても似ています。

 

いつも新茶を味わいたいとは思いますが、うまく保存するのは難しいです。

冷凍すればいいというわけではないようです。

おいしい新茶に当たると運が良いですね。