角皿です。タタラで作ると高確率で大きくゆがみます。
手びねりで作ったお皿をカットして、四角にするのがオススメです。
同じ料理を盛り付けるにしても、丸いお皿とは違った雰囲気が出せる器。
四角に対して、丸い盛り付け方が似合います。
Michael MoriartyによるPixabayからの画像
Sharon AngによるPixabayからの画像
角皿の作り方
900gで作ります。
手ろくろの中心へ。
湯のみの作り方と違って、叩いて平べったくします。
手ろくろを回転させながらバンバン叩きますが、デコボコにならないように注意しましょう。
中心をへこますように叩いています。
親指の付け根で叩くとキレイになりました。
砂袋とか道具をつかってもいいでしょう。
フチを中心に向けて叩いて、立ち上がりを作ります。
荒伸ばしです。下からどんどん伸ばしましょう。
伸びました。
軽く大きくなるように本伸ばしです。
砂袋で叩いています。左手を添えて。
中心から外の口に向かって、回しながらトントンやっています。
さっきよりも伸びましたね。
四角にしたいので、先に手で変形させました。
なんとなくでいいので角を4つ作っておきます。
弓を使ってカット。4辺を同じくらいに合わせました。
四角になりました。角を少し切り取ってもいいでしょう。
スポンジでなでてなめらかに。
とがった角を押さえました。
角皿の成形が完成です。
カーブの具合がキレイになるように整えましょう。
ゆがみやすいタタラの皿
「陶芸教室で皿を作る」場合、タタラから作ることが多いようですね。
ウチの陶芸教室で作る場合は前もって「ゆがんでカタカタ鳴るお皿になりますよ」と、お伝えしています。
乾燥でゆがみ、焼いたらさらにゆがみます。極端なたとえにするとスルメを焼いたときのように動きます。
以前、型でマグカップなどを作りました。強く押し付けてもタタラはゆがみます。
タタラは、あまり初心者向けの作り方ではありません。
手びねりから角皿を作ると、キレイな角皿にはなりませんが成功しやすい作り方です。
(お皿の底の形は丸のままですね)
角皿の削り方
横から角皿を見ると4つの角が上にとびだしていますね。
そのまま逆さにして削ると角が変形してしまいます。
粘土やスポンジを下に敷くか、湿台(シッタ)を使いましょう。