湿気の多い外に6年間ほど放置していたステンレスの手回しロクロ。
勢いよく回すと、どこかに引っかかっているのかゴロゴロと異音が。
回転も悪くて、すぐに止まります。
自分でできる手回しロクロの分解方法を紹介。
手回しロクロの分解方法
内部のベアリングのところは外れませんが、天板がかみ合っている軸は外すことができます。
使ったものはペンチ、金づち、板、重り、軍手。
まずはC型のリングを力ずくで外しましょう。
ペンチを使いましたが、もっと細いプライヤがいいかもしれません。
かなり硬いです。軍手をはめて安全に!
次はリングを剥がして取ります。
オイルと汚れで固まっていました。
手回しロクロを両側から板ではさんでしっかりと固定。
ずれないように重りを用意。
ちょっと浮かせます。
当て木をして勢いよく金づちでぶっ叩きます。怪我に注意!
直接やると傷だらけに。
そうとうがっちりと固まっていたため数十回たたいてやっと軸が外れました。
サビだらけ。
サビ落としやシリコンスプレーをかけながら布でふき取りました。
サッとやって組み立てたのでゴロゴロ音は残りましたが、回転のスムーズさはだいぶ戻りました!
また、緑色の手回しロクロとステンレス手回しロクロは形がちょっと違うので、分解方法も違うのかもしれませんね。
手回しロクロの天板をキレイに使うコツ
手回しロクロの天板に出るサビが気になる方にご紹介
ステンレス製でない鋳物のロクロは天板の塗装がはげて茶色になりがち。
原因は乾燥して固まった粘土です。これを無理にはがすと天板の塗装ごとはがれます。
これを防ぐコツは
粘土が固まる前にヘラで剥がすこと。
また、粘土が固まった後は濡れタオルや水につけたスポンジで粘土に水分を足してから剥がすことです。
使った後はできるだけ早く掃除したほうがいいですね。
はげて茶色になるのがイヤならステンレス製がおススメ。