陶芸家になりたい!
陶芸家になるには、まず自分のうちで陶芸教室を開くことをオススメします!
【質問】「40代で陶芸家になれますか?」 【答え】はい、なれます
現在、会社員をしていて年齢が高いからとか、性別の違いや経験が無いからという理由であきらめる必要はありません。
他人の反対意見は聞く必要がありません。夢が無さすぎます。
陶芸をやりたい想いが大切です。
作りたいものが決まっていれば、なお良いでしょう。作風や好みも変化するものなので、あまり気にすることはないのです。
「将来、陶芸家になりたいけれどやりかたがわからない」というあなたへ、陶芸家になる方法を紹介します。
(注意:既に有名な方、お金が有り余ってしょうがない恵まれた方、やる気がない方は前のページへお戻りください。この記事を読んでも時間の無駄です)
陶芸家になるためになぜ陶芸教室なのか?
まず、陶芸家の中でもプロと名乗るためには、陶芸で収入がないといけません。
その収入だけでじゅうぶんな生活ができれば、凄いプロです。
そこで比較的簡単に収入になりやすいのが、陶芸教室です。陶芸体験も同じ内容ですね。
ひとに教えることができれば、上手くなります。
それに教えることは楽しいです。
そして、作陶のやる気へと繋がります。
陶芸教室に効果のある宣伝方法と効果の無いチラシDM
陶芸教室の評判が良くなれば口コミが増え、宣伝にもなるでしょう。
宣伝の種類は様々です。
声かけ、チラシやDM(ダイレクトメール)、ネット広告など。
宣伝はお客様の口コミが非常に強力です!
良い悪い、どちらの口コミも強力に働きます。
広告を出したから、といってもすぐに効果は期待できません。
例えば広告のチラシを100枚配った結果、反応アリが3件くらいあればかなりいいほうです。
「え……たったの3%でいいほう?」
「はい、有名でもない限り全く反応がないなんてこともあります」
ハガキのDMで考えてみましょう。よくポストに入っているハガキ広告です。
内容は手書きか印刷、手書きなら時間がかかります。
印刷を業者に頼むなら安くて数千円かかるでしょう。
紙の光沢とか厚み、色や質感など豪華にするほど価格が高いです。
配達料金としてハガキ1枚が63円、それが100枚なので6300円。プラス印刷代で合計1万円とします。
DMのデザイン料は含んでいませんので自分で内容を考えた場合です。
お客さんが運良く3人集まったとして、1万円以上売上が出ないといけません。
陶芸教室なら設備費、作品を売るなら制作費がかかりますし、他にもいろいろとお金がかかります。
宣伝は、よほど上手く仕掛けないと効果は出せません。
あなたの送るDMも、あなた宛に届いた他社のDMと同様、即ゴミ箱行きになる可能性が高いです。
これでは、いくら広告にお金を使えばいいのかわかりませんね。ネット広告も似たような感じです。
とりあえず頼んだ覚えのない「広告しますよ」みたいな電話、メールは全て断りましょう。
甘い話は無視です。
超高確率でお金をむしり取られますし時間の浪費です! (詐欺じゃねえか)
効果の無い広告、悪徳業者にお金を渡してはいけません。
使用料で稼ぐギャラリーにお金を吸い取られる悲惨なアーティストたち
陶芸家と聞いてイメージしやすいのが、陶芸の展示会をしてお客さんに作品を買ってもらうことです。
個人のギャラリーや美術館、商店街の一部、駅とかもありますね。
ですが、無名な作家が展示会をやってもなかなか売れるものではありません。
場合によっては売上よりも展示会場(ギャラリー)に支払うお金のほうが高くなり、大赤字となることでしょう。
ですが、ギャラリーをわざわざ養うためにカモになっている悲惨なアーティストたちは、全国にいます。
「展示会を開けば売れます」
「知名度が増えて有名になります」
「ここでやれば泊が付きます」
なんて甘い言葉は、ただの営業トーク。
実際に展示会をやって売れなかった場合、なんの補償もありません。
でも、作品が売れなかろうがきっちり使用料は徴収されます。
ギャラリーはボケっとしてるヒマがあるならもっともっと作家の宣伝をしろ、売り上げに貢献しろと言いたい。
だいたい1回だけ展示会の告知して終わりみたいなことも多いです。
決める前に最低限ネットでギャラリーのことを調べたほうがいいと思います。
日本では、海外のギャラリーのように無料のところはほとんどありません。
展示してくれたら報酬をくれるなんてケースは、よほど凄い有名人くらいのものでしょう。
また、デパートの企画でギャラリー代は無料、売上の何%差し引くという場合もあります。
勇気と捨ててもいいお金があるなら、ぜひどうぞお試しください展示会。
あと、どちらにしても持ち込む手間、交通費、場合によっては配達料金がかかります。
それに展示会場に毎日通うのか、お店に販売などを頼めるのかでも費用は変わります。
売るのは簡単ではありませんが、展示会を考える前にお金のかからないネットショップ開設が一番オススメです。
陶芸教室のやり方
陶芸教室のやり方ですが、必要なことがあります。
・陶芸を教える人
・陶芸を習う人
・陶芸をする場所
作るものによっては「もう粘土だけでもいいんじゃないの?」という場合もあります。
けれど、慣れるまで教える自信が付くまでは丁寧に。道具も最低限揃えた方がいいでしょう。
始める前に予算は多いほうが、ラクです。
陶芸の教え方を身につける方法
陶芸を覚えるために、やっぱり「プロの陶芸家に弟子入りを」といいたいところですが時間とお金がとってもかかります。
人によっても教え方は違うようです。そもそも簡単に見つかりません。
よほど大きな陶芸家のところでないと給料なんて1円も出ません。
陶芸学校も、お金と時間がかかります。学校といっても、基本しか習えません。
覚えることの基本は土練りとか電動ロクロの使い方、粘土の再生方法とかですが陶芸家になるために必須なことではありません。
陶芸のプロでも電動ロクロ、または手ロクロを使わない方もいらっしゃいます。
土練りで空気を抜くのも専用の機械を使えば簡単にできます。小さなものを手びねりで作るなら、菊練りは必要ありません。
やらないことを決めることも大切です。節約に繋がるので全てをやる必要はありません。
オススメの方法は陶芸教室に通うことです。陶芸教室を体験しながら、教え方を身に付けます。
お金はかかりますが、目の前で見られるので覚えやすい方法です。必要なことだけを覚えたら、さっさと独立しましょう。
ただ、通う場所が遠いなど距離的な問題、金額の違いもありますね。
陶芸教室もいろいろあってやり方、作り方はバラバラです。そもそも土練りを教えないところもあります。
何件か陶芸教室を見てみるのもいいでしょう。ネットで見たり電話、メールで問い合わせてみるのもいいかもしれません。
将来、陶芸家になりたいと相談すれば良いアイデアをくれるはずです。
もちろん私もご連絡頂ければ、お答えします。メールでも構いません。
他の陶芸記事を読むのもおすすめです。タダ同然ですし。
土練りがわからなければ喜んでお教えします。(目の前で土練りを見ても、なかなかわかりませんが)
参考に、私は3年間土練りの練習をしましたがまだまだ止まりでした。
作り方、調合、焼き方など必要な知識は、だいたい本に載っています。
陶芸のプロになれるおすすめの本7選!陶芸のプロが教える絶対に必要な技法書
陶芸のプロになれるおすすめの本!陶芸のプロが教えるお得な技法書
最近は「youtubeで陶芸の動画を観たけれど、実際に作ってみると全然違う……」という意見もありました。
簡単そうに見えますが実際にやると違います。難しいです。
動画はイメージをつかむのにはオススメですが、陶芸は上達しません。おそらく、動画のみで覚えようとすると弟子入りの何倍も時間がかかります。
陶芸を習う方を集める
陶芸教室の評判が良ければ、自然と人は集まります。けれどもはじめの一歩が肝心。
知り合いでも、近所の方でも誰でもいいので呼びましょう。初めは、タダでもやりましょう!
簡単にできることをやって人を集めましょう。
一回でも人に教えれば、変わります。教わる人から、教える人に変わるんです!
教える回数が増えれば、慣れます。だんだん上手くなります。
生徒さん、お客さんのことを考えて行動しましょう。
うちの場合は、じゃらんに載せてから利用される方が増えました。
直接電話でご予約もあります。非常にありがたいです。
それから、現在読んで頂いているブログもものすごい宣伝になります。
陶芸をやる場所と道具
「青空の下でさわやかな陶芸を」やれたら素晴らしいことですが、その環境はちょっと陶芸に向いていません。
外で陶芸をやると風や太陽光で粘土が乾いて、割れてきます。失敗の原因に。
(わざとヒビをいれる作風ならいいけれど)
陶芸は通常、屋内でやるものです。だから、暑い夏は陶芸に向かない季節ですね。
凍りつくような真冬もちょっとNG。氷点下6度くらいで乾いていない作品が自然に割れますし。
必要な道具は粘土、容器に入った水、ろくろです。
それからタオル、スポンジ、なめし革、ヘラとか
丈夫な作業台になる机に椅子、必要なら冷房・暖房、あと清潔なトイレも。
陶芸工房も、喫茶店と併設にすれば喜ばれるかもしれませんね。
(陶芸と食品は一緒にすると衛生的に問題があって、私はそんな施設は利用したくありませんが)
いろいろあれば便利です。はじめは必要なものだけを用意しましょう。
陶芸で一番重要なのは、焼くことなんで陶芸窯を準備するのが大切です。
陶芸設備の中で、土地建物と並んでトップクラスに価格が高いのも窯ですけどね。
住宅街に住んでいて、とにかくラクがしたいなら電気窯、電熱線じゃない炎で焼きたいのならガス窯です。
見比べると表情が違います。
山なら本格的な薪の窯、野焼きもいいでしょう。
危険ですが七輪陶芸なんてものもありますね。
ついでにいうと施設の賠償保険は入ったほうが安心です。陶芸教室でのケガの補償等。
予算と相談してください。
陶芸教室を自宅でやれるなら最高です。
あと、掃除は必ずやりましょう。いろいろな意味で汚いお店は将来潰れます。
陶芸教室にオススメな地域
マップ検索して近所に陶芸教室が無い地域はチャンスです。
陶芸をやりたいお客さんが多いかもしれません。
遠くへ通っている生徒さんを捉まえましょう! ぜひ、陶芸の素晴らしさをお伝えしましょう!
また、他の陶芸教室が近くても違う雰囲気、やり方でやれば成功するチャンスは必ずあるはずです。
例えば釉薬が自作なだけで、ずいぶんと差がつきます。
焼き方や好みにもよりますが、市販されている安そうな感じのベタッとした釉薬のついた器は、ひと目でわかります。
私の場合、会社員から陶芸家になったタイプです。
あきらめずに続ければ、願いは叶います。
あなたが成功しますように、儲かりますようにー!