「洋風のミニチュアハウス」手びねりで作れます。
手のひらに乗るくらいの三角屋根の家。粘土独特の柔らかい雰囲気。
壁のヒビや窓、扉や屋根瓦、煙突などパーツをたくさん付けると楽しいオブジェ。
細かく作ることでより本物に近づけることができます。
500gの粘土で高さ9cmくらいのサイズ。焼いたら1割ほど縮みます。
棚の上やカウンターなど、小さなスペースに飾ることができるためプレゼント用にもオススメ!
陶器のミニチュアハウスは、ケーキ屋さんのカウンターなどで見かけました。
いくつか揃えれば街並みになります。
洋風のミニチュアハウスの作り方
始めから空洞になっているタイプの作り方です。
板状の粘土を切り貼りしたものよりも遥かに割れにくく、柔らかい感じに仕上がります。
タタラで作るとヒビが出やすく、ぐにゃぁーっと反ることがあるので難しい。
また、粘土の詰まった塊ではないので割と軽くできます。
粘土の量はお好みでどうぞ。大きくなるほど大変!
細かい細工をするなら細めの粘土がオススメ。
この粘土は、普通の白い志野土です。
叩いて丸くしましょう。玉づくりでの器作りと同じ
手ロクロで器を作るみたいに荒伸ばし。そんなにうすくしません。
伸ばせるのなら手に持ったままやっても構いません。
手ロクロでちょっと伸ばします。
上が開いてくるとピラミッドみたいな建物になるので、両手で縮めましょう。
電動ロクロで本体を作ってもいいですね。
粘土の厚みは1cmくらい。ぶ厚い。
机でトントンと叩いて角を作ります。全部の面を叩いて、なんとなく四角に近づけましょう。
三角屋根部分を作ります。
叩き板で叩きました。全面叩きましょう。
指でつまんで角を目立たせます。角を付けるかどうかはお好みで。
へこんでしまったら、内側から押して膨らませましょう。
指だけではなかなか角がつかないので、ナイフでならします。
少しずつやることで角がハッキリとしてきます。
粘土ヒモを継ぎ足して角をつくるのもおすすめ。
底です。内側もキレイにするといい感じ。
せめてケガしないようにバリは消しましょう。
少しだけ乾燥させます。
ドア部分を切り取ります。細長なドア。
窓はポンスで穴あけ。
ナイフやヘラで整えます。
窓を縦二つ並べたいなら、間隔を広く取りましょう。
窓パーツを張るので、キズ入れ。粘土が固いときは水とかドベを足します。
パーツのサイズは合わせたほうが一体感が出せます。
窓の戸は窓枠の半分の幅です。
窓の扉っぽくしたいので、溝を入れます。
窓の上下も同じ。窓枠のレンガですかね。
ポンスで穴あけをすると中がけっこうグチャグチャになります。
バリを取ってならしましょう。
屋根の裏部分である一番奥が乾燥するにしたがってヒビになりやすいです。
じっくり乾燥、もしくは削り取るといいでしょう。
壁にヒビを入れました。中身のレンガが見えてます的な表現。
ちょっと削ってから、溝を入れています。
次は屋根を張るのでキズ入れ。
パーツを張り付けた部分は触ると動くので気を付けましょう。
家を板の上に乗せてから、手ロクロで作ると楽!
細めの粘土ヒモをのせます。
全部のせたら最後に横へヒモをのせます。
固そうな紙で溝を入れました。これで屋根瓦みたい。
一粒ずつ乗せてもよさそうです。
もの足りないので煙突を追加。
ポンスで穴あけ。突き抜けます。
四角の煙突です。
左右非対称デザインも飽きなくて面白い。
壁は指でドベを塗りたくりました。塗った壁のように、模様をつけてもいいですね。
パーツがポロっと取れないように、ゆっくり乾かすのがオススメです。
置いたときにグラグラ揺れないように、底はトントン叩きましょう。
いくつか作って並べると街並みのようで、いい景色。
今回は洋風ですが、和風の家とかも面白そうですね!
ということで後日、作ったものです。
茅葺き屋根は、細い針で引っかきます。
合掌造りのデフォルメ。白川郷のようにしたいですね。
陶器のミニチュアハウス。
中にLEDライトを仕込めば、明かりが漏れます。オシャレですね!
でも、手の込んだ作品の価格を見てみるとけっこう高い!
この記事用に1個作ってみたら1時間くらいかかりました。
穴をあけただけの窓など簡単なつくりでよければ、もっとはやく完成します。
オリジナルのミニチュアハウス、ぜひチャレンジしてみてください!
青い戸の小さな家は、クリーマでお買い上げのお客様へおまけとしてプレゼントしました!
ありがとうございました!