コーヒーに欠かせないのがマグカップ。

熱い飲み物をカップにいれ、いざ飲もうとしたら取っ手がポロリ。

これは、火傷の危険につながります。

 

今回は、取れにくい取っ手をつけるコツを紹介。

 

取れにくいの取っ手の付け方

まずカップ本体を作って、しばらく乾燥後に削ります。

この後に、取っ手をつけます。

接着したいところにキズをガリガリと入れて、筆でドベや水を塗って、接着。

 

キズを入れるのに便利なコテや針、フォークやブラシを使うこともあります。

私はギザギザのステンレスコテをよく使っています。

 

ここで大事なのが、かるく左右にねじることです。

ねじることで接着面が、よーくなじみます

 

乾燥後のひっぱり試験で強さを確認

この取っ手ですが、取りつけ方が弱いと持ったときにポロッと取れます。

乾燥したあとくっつけた部分にヒビが入っているとわかりやすいです。

しかし見た目だけでは、わからない場合があります。

 

そこでひっぱり試験です。

いくつかテスト用に作ってみましょう。

実際に使うときのように取っ手に指をひっかけます。

 

力をいれて本体と取っ手をひっぱります。

本体を下へ、取っ手を上にひっぱりましょう。

 

本体と取っ手のさかいめからキレイに取れた場合、焼いても取れる危険があります。

使っているときにヤケドをしたり、足に落ちたり、破片でケガしたり。

恐いです。

 

さかいめではなく、取っ手だけが先に壊れる場合は接着面が強いです。

本体が先に壊れる場合も接着面が強いです。

接着したところはしっかりとくっついています。

 

このあとに乾燥させますが、急に乾燥させるとヒビが入りやすくなります。

特に夏は発泡スチロールの箱にいれておくと安心です。皿用に広いサイズ、花瓶用に高いサイズを持っています。

無い場合は、新聞やビニールをかけておきましょう。

 

削りの段階で本体が乾きすぎの場合は、取っ手をつけるのが難しいです。

 

日常でカップを使って、取っ手が取れることがあるかもしれません。

作るとき、運ぶとき、洗ってぶつかったとき。

原因が多すぎてわからないこともあります。

 

もし購入したカップの取っ手が取れてしまったら、購入したお店に相談しましょう。

それから陶磁器の取っ手は、思い切り引っ張るとヒビのあるなしにかかわらず取れます。

 

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