和菓子に洋菓子、映えるスイーツの写真がほしいなら、オシャレなケーキ皿にのせるのがオススメ!
高評価をてっとり早く手に入れたいなら器に気を使ってみましょう。これは、意外と気づかれていないポイントです。
今回はタタラとよばれる粘土板を用意して、プレートタイプのケーキ皿を作ります。
石膏型や電動ロクロは使いません。
こちらの動画はお皿を作った後の彫刻です。
映えるケーキ皿の作り方
【使った道具】
粘土
ワイヤー
タタラ板
板数枚
弓
紙
筆ペン
お好みの粘土を用意。菊練りするなら表面にシワが残らないように気をつけましょう。空気が入るおそれがあります。
お皿のフチを持ち上げるため、粘りの少ない粘土を使うとヒビが出やすいです。
画像は赤土。還元で焼くとこげ茶色に。
粘土を机に叩きつけたり、手で叩いたりして少しずつ変形させます。
粘土は裏返したりいろいろな方向から叩きましょう。
今回は、丸みのある四角形にしています。
タタラの厚さをそろえたいのなら、タタラ板を使いましょう。
粘土が浮かないように手ロクロを逆さに置いて重しにしました。
タタラは1枚ずつ動かします。
手のひら同士で挟むようにして持ち上げるとキレイに取ることができます。
指先でつまむとすぐに変形するため注意!
最後の1枚である机に張りついたタタラは使いません。タタラのフチはそのままの形です。
タタラのワイヤー跡を消すため、また表面をギューッと締めるためにゴムベラで全面裏表をならします。
ゴムベラのフチは角があったため、ハサミで丸く切り取っています。
しばらく乾燥させたら板の上にタタラを置いて、粘土ヒモを端にぐるっと一周のせます。
ヒモが太いほど深いお皿に。
後でスライド移動させたい場合は、紙をのせましょう。
上に板をのせて、クルッとひっくり返します。
お皿のカーブがゆるいので砂袋でトントン叩きました。
タタラは乾燥で反りやすいため、重しをのせたまま乾燥。
口はなめし革やスポンジ、指で整えましょう。
これで四角皿の完成。
おもしろい形のケーキ皿に加工する方法
弓やナイフでカットすることで面白い形にすることができます。
筆ペンで下書き。細目が使いやすいです。
カエルとかパンダなどご自由に。はみ出す大きさで描きました。
インクの入れ替えができて便利なため「ぺんてる筆ペン」を使用しています。
極細が使いやすいです。
絵の形に合わせて弓でカット。
ナイフよりも弓がおすすめ。
厚さがそろうように垂直に当てています。
欠けにくいよう角を丸く。
粘土ヒモを置いて皿の立ち上がりをキープ。
ものすごい力でしつこく元の板状に戻ろうとするためしっかりと。
完全に乾燥するまで気が抜けません。
重しで反りを防ぎます。もっとズシッと重くてもいいかも。
皿全体の反り具合いを見張りながらしっかりと乾燥させて素焼きしましょう。
前回作った皿ですが………。
お皿の口が底あたりまで下がっていました。
平らにしたい内側も上に出っぱってきます。これは失敗。
仮にまっ平らなプレートを作ろうとしても、真ん中が自然に盛り上がってきて山の形になりがち。
やりなおしました。乾燥するまでこれでもかというほど重しをのせて、平らなお皿。
平らだと彫刻が楽でいいですね。ボウルの半分の時間で完成しました。
電動ロクロ、ヒモづくりに比べて特に難しいのがタタラ。
乾燥時は木の板よりも石膏ボードにのせるのがおすすめ。
もし反ってしまったら乾燥、重し、粘土、形などを変えるといいかもしれませんね。
カタつきなんて気にしない方がいいのかも。
有名な方の作品にも多少カタつきがありますし、ふつうに販売されています。
何度か作り直して完成。