手びねりで小鉢を作る方法を紹介します。
小鉢は陶芸で作りやすいものの一つです。
作り方はごはん茶碗とほとんど同じなので、ぜひチャレンジしてみてください。
手びねりで小鉢を作る方法
ごはん茶碗と同じくらいの大きさに作ります。
400gの玉を用意。
粘土のカタマリから片手分を取ります。
慣れないうちは、重さの感覚がつかめません。
400gに合わせたいときは少し多めの500gくらい適当に取って、量りながら余分な量をへらすやり方が良いでしょう。
手ろくろの中心に粘土を置きます。
軽い力で叩いて、まんじゅうみたいな形に。
しっかりと叩いてろくろに固定させます。
てっぺんは平たい方が作りやすいです。
親指で穴を掘って広げつつ、ろくろを回していきます。
だんだん深くなるように押しましょう。
親指と人差し指で荒のばしをします。少し思い切ってのばしていきましょう。
強い風が直接当たるほど乾燥が早くなりヒビが目立ちます。
扇風機、エアコン、自然の風、気温に注意します。
底のデコボコが気になるので、指先でトントンと叩いてならします。
ゆっくりとろくろを回しつつ叩きます。
荒のばしの次は、本のばしです。45度くらいの角度でのばしましょう。
だんだん背が高くなってきます。
口部分のヒビが目立ちますが、あとでキレイにできるので気にしません。
直径の半分くらいが平らな底の鉢です。
口がガタガタしているので、弓でカットしました。
弓をつかむ手がぶれないように注意します。
腕や肘を机に固定させておくと安定します。
なめし革で口を整えました。
ワイヤーでカットする前に、針で溝をつけています。
この溝にそってワイヤーが通るので、キレイな切り口になります。
わかりやすいように真っ二つにしました。
同じくらいの厚みを保ちつつ、のびています。
厚さが均等だと軽くて使いやすい器になります。
こんなラインにそって削るといいでしょう。
・【手びねり】陶芸のプロが教えるシンプルデザインのマグカップの作り方
・【タタラ】陶芸のプロが教えるお皿の作り方!型とタタラで簡単に作れるプレート
400gの粘土を使っています。
焼くと直径10cmくらいの小さめの鉢です。
もう少し大きめの鉢が使いやすそうです。
底の狭いすり鉢型もカッコイイですが、立ち上がって広がりが大きくなるほど支えが効かなくなります。
この場合は腰の厚みを多めにとると良いでしょう。
暑い季節になると、粘土の乾くスピードが驚くほど早くなります。
横に粘土のカタマリを置いているときは、乾燥していないかどうかたまに見てあげてください。
粘土には濡れタオルをかぶせておきましょう。
「湯のみを作りたいと思っていたら、小鉢になっていた!!」
陶芸教室でのあるあるです。
ぜひ始めから小鉢をねらって作りましょう! イメージは大事です。
遊び・体験予約ならじゃらん にて、陶工房手嶋の陶芸体験の紹介を載せております。
ぜひご利用ください。また、陶芸以外にも様々な楽しい体験が待っています!
陶工房手嶋の一日陶芸体験コースでは、ブログ以上に詳しく作っていきたいと思います!(手びねり・電動ろくろができます)