毛だらけお風呂で調理器具の広い「こし器」を使えば一気にすくうことができます。細かい目の裏ごし網は、100均のお風呂ネットよりコスパがいい。
お風呂で気になるのが髪の毛、すね毛、わき毛などの浴槽に漂う毛。
その他の体毛だって毎日フヨフヨ泳いでいます。
それから、体の垢やワカメみたいなデロデロした水垢とかもできるだけ見たくないものです。
抜け毛は仕方がない! だれだって髪を洗えば50本は抜けます。
「けれどキレイにしたいし、キレイにしてほしい」
浴槽にたくさんの毛が浮いているととっても嫌な気分になります。家族だとか他人だとかは関係なく。
お風呂の毛に困り、試しに「こし器」を使ったら毛を簡単に取ることができましたので紹介します。
家庭用のお風呂の浴槽で使うなら100均の小さな毛取りネットは力不足
100均でも毛取りネットが売られていますね。お風呂ネットで検索するとヒット。
私も何度か購入しました。
しかしこのネットはあまりにも小さい! お湯を何回すくっても毛がわいてきます。
小さなお風呂ネットは金魚の水槽掃除にちょうどいいサイズ感。
他にも似たような商品が数百円で売られていますが、どれもこれも手のひらサイズのネットなのであまり違いはありません。
「頼むからもっともっと大きくしてくれ!」
と思っていたら大きなサイズのお風呂ネットが売ってました。
しかし、プラスチック製であり耐久性が心配なためパス。
劣化や、水の抵抗に負けてすぐ壊れそう。
毛とりネットには毛を弾いて吹きとばすためのゴムがくっついているんですが、所詮はゴム。
1年経たずにブツッと千切れます。
何度かつなぎ直しましたが無駄でした。またすぐに千切れます。
ネットの囲い部分はプラスチック製で、しばらく使っているとカビがビッシリ発生!
それからネットの目が粗く、毛が貫通して引っかかります。
「もっとお風呂でリラックスしたい!」
お風呂ネットが小さいと本当に苦労します。
「自分のあとに誰かがお風呂に入るのならできるだけキレイにしておきたい」
と思いつつ数年間は小さなネットでジャボンジャボンと毛をすくい続けていました。
私が神経質すぎるのかもしれませんね。
1人暮らしだったら毛なんてほとんど気にしませんけど。
調理器具のこし器をお風呂で使うと一気に毛をすくえた!
広いアミですくえばより多くの獲物がすくえる。
考えればすぐにわかります。
筒型の「ふるい」よりも安い「こし器のアミ」網の部分だけです。
曲げわっぱのふるいは高級品だし、木製だと後々黒ずみがついたりカビそうなためパス。
耐久性を考えると金属製がいいので、大きいサイズであってもプラスチック製お風呂ネットもパス。
プラスチック製は、劣化が早い。色がすすけてきていつの間にか割れます。
なるべく大きくて安くて目が細かくて丈夫なネットを探したところ、ステンレスのこし器にたどり着きました。
使うなら浴槽の幅よりもギリギリ小さいくらいのサイズがベスト! ほぼ平面なペラペラなネットなので置き場所に困りません。
しかもうすくて丈夫!
「購入したこし器の替えアミ」ステンレス製で直径36cm、65メッシュ、取っ手なしタイプ、たわみはほぼ無し。
メッシュは網目のマス目の数。大きいほど目が細かい網です。
調理で使う水きりのザルとか、ふつうの網の目は10メッシュくらい。
20メッシュは粗い。
ふつうのザルで毛をすくってみたんですが、とうぜんのように素通りしていきました。
直径が大きいので、小さなネットに比べるとあっという間に毛取りが終わります。
できるだけ大きくて、もっと細かい網目がいい。
日頃やっている陶芸の釉薬掛けで毎回フルイを使うので、私にとっては身近な道具でした。
こし器でお風呂の毛をすくってみた感想
こし器はほぼ平面でフチが数ミリ高くなっているだけなので、すくい方によっては面に張り付いた毛が外れます。
毛の貫通はありません。1.2ミリの短い毛や細かい水垢も取れました。
フチの狭いすき間に髪の毛が引っ掛かって外れにくくなることもあります。あとは、床に立てて置くと転がるおそれがあります。
こし器の使用後は手やシャワーで毛を取り除きます。
最後は乾燥させておくと長持ち。
ステンレスも雑に扱えばサビて痛みます。
もう調理用には使いたくないため、お風呂専用毛こし器に。
毛をすくうときに水の抵抗が大きいため、両手で持って使いましょう。
片手でやると、網が無理してビローンとのびそう。
まだ数日しか使っていないため、カビ発生の頻度や耐久性はテスト中。
今回はこし器を使いましたが、フルイも試したいと思います。
3,000円くらいしますが、半永久的に使えます。
ドジョウすくいみたいな感じでどうぞ。
市販の弱くて小さなお風呂ネットにイライラしているならオススメです!