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陶芸初心者のコツ

【下絵付け】陶芸のプロが教える絵付けの調合!絵の具の作り方

更新日:

絵付けの調合

陶工房手嶋 手嶋秀樹です。

 

陶芸の絵付けです。

下絵付けの準備として、絵の具の調合のやり方を紹介します。

主に鉄のサビの色が強く出ており、赤色に見えますね。

 



 

下絵付けの絵の具の作り方

 

下絵付けの調合例

鉄:100

マンガン:5

コバルト:2

灰:10

珪石:10

水:だいたい粉末の3倍くらいです。一気に薄くすると、調整できないので水は少しずつ足しましょう。

 

例)弁柄100g、マンガン5g、コバルト2g、土灰10g、珪石10g、水300g

 

絵付けの調合

左右のペン立ての黒い線が下絵です。

 

下絵付けの材料と用意する道具

 

乳鉢と乳棒:量が多いと混ぜにくいため、大きめが使いやすいです。

量り:0.1gまで量れると便利。

お茶:水でも可能です。

鬼板・弁柄などの鉄分:細かい粉末です。

マンガン・コバルト:色に変化が出ます。粉末。

:釉薬となじみやすくします。使う透明釉と同じ成分がおすすめ。

珪石:溶けにくくします。

 

乳鉢・乳棒

じょうぶな磁器です。

 

量り

 

鬼板・弁柄

簡単にいうとサビです。

 

マンガン

マンガン乾電池が有名。

 

金属粉末が飛ぶので、マスクをオススメします!

 

下絵付けの絵の具の調合

量りで、正確に量りましょう。

十字に折った紙を開いて敷いています。

ゼロgに合わせてはじめます。

 

絵付けの調合

 

絵付けの調合

量るときは、まず多めにすくいます。

次に量りを見ながら、減らしていきましょう。

 

絵付けの調合

そっと中へ。

 

絵付けの調合

どんどん次の材料を足していきます。

金属や灰が混ざると困るので、スプーンは拭きながら使いましょう。

 

絵付けの調合

お茶です。

濃いめのお茶を腐らせたものです。

お茶の効果で、絵の具が描きやすくなります。

 

鼻にツーンときます!だいぶ臭いので、普通の水でもかまいません。

 

絵付けの調合

絵付けの調合

ひたすら混ぜます。

乳鉢を少しナナメにした方が、よく混ざります。

激しく混ぜて、飛び散らないよう注意しましょう。

 

鉄分なので血がついたようになります。

服を普通に洗濯しても赤色は落ちません!

 

絵付けの調合

絵付けの調合

紙で試します。

あまり濃すぎると、絵の上にのる釉薬をはじきます。

 

絵付けの調合

上の画像の左下の黒丸の長石釉が少しはじかれています。

 

絵付けの調合

一応、素焼きで試し描きをしてから下絵付けをはじめましょう。

 

下絵付け:釉薬の下に描いているから””絵付けです。

 

いろんな材料を混ぜていますが、鉄と水だけでも描くことはできます。

材料の調合比、水の量を変えれば絵にも違いが出てくるでしょう。

 

使いきれなかった絵の具

絵の具を作った当日に使いきれない分は保管しましょう。

乳鉢をそのまま置いておくと、絵の具の水分が蒸発してカチカチに固まります。

水を足せば使えます。その際、濃さを調節してから使いましょう。

 

 

下絵付けでよくある失敗

絵付けをしたあとに、手に持っている作品を持ちかえたら、絵を触ってにじんでしまった。

服に付いた鉄の絵の具とおなじで、素焼きを洗っても元には戻りません。

キレイに洗ったつもりでも、本焼きすると鉄の色が浮かび上がってきます。

 

どうしても修正したいときは、ヤスリで削るくらいしかありません。

 

陶芸の絵は、紙に描く絵とは違います。

描く面が曲線だし、絵の具ののびは悪い。描いていると筆がひっかかります。

筆もすぐにボロボロに。

 

絵の具の材料は金属や石なので、すぐに下に沈みます。

しょっちゅう乳棒でグルグル混ぜないといけません。

絵の具の濃さも変わります。

 

ちょっと大変なことばかり挙げましたが、絵で器の印象は変わります。

私自身、ドットや線など簡単な模様しか描いていませんがバランスがとれていると面白いです。

そんな下絵付け、ぜひお試しください!

 

 

もっと手軽に下絵付けをやるならセットで揃えるとよいでしょう。

色の感じを確かめる勉強になります。

 

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