エスプレッソ

「面倒なのになぜコーヒーを生豆から焙煎するのか?」

それは安くてウマイからです! お店で飲むのが高く感じるほど。

自家焙煎すると、およそ1杯10数円

同じような広告で安価なコーヒーも売られていますが、どんなにひどい豆が使われているのかわかりません。

わざわざ生豆を洗うのは衛生面が心配だからです! 下で説明しますがコーヒーには農薬、カビ、虫がつきもの。

もっと安全で美味しいコーヒーが飲みたい!

 

今回は生豆を洗って焙煎してから、エスプレッソを淹れます。

抽出時間は5分くらい。

新品エスプレッソメーカーを初めて使う方向け記事です。

 

 

オススメは手入れのしやすいステンレス製のエスプレッソメーカー

エスプレッソの作り方

手に入れたのは直火式エスプレッソメーカーの「ズランチョ」です。(変わった名前ですが突進、勢い、情熱という意味)

マキネッタとも呼ばれます。

ステンレス製ならサビ、汚れに強くお手入れ簡単! 

 

丸っこくて、サイズの割りにずっしり感のある重量タイプ。

取っ手はステンレスです。弱火でやれば素手で持てる温度までしか上がりません。

一応、ミトンがあった方が安全。

 

高さ15cmほどの非常に小さいポットですが、これで2人用サイズ

このエスプレッソメーカーで60mlのエスプレッソが作れます。

1人ぶんは30ml、少ないです。ぜひデミタスカップで。

 

新品のエスプレッソメーカーは洗剤とならし運転で金属臭を取り除く

エスプレッソの作り方

エスプレッソの作り方

エスプレッソメーカーを分解しました。

まずは洗剤でしっかりと洗いましょう機械油とかホコリをキレイに。

新品ゴムパッキンは硬いので、フォークでムリヤリ外しました。

パッキンは爪楊枝で外せると他サイト、取扱説明にありましたが5本程ポキッと折れましたね……新品は硬すぎ。

 

ゴムパッキンは消耗品なので、水漏れするようになったら交換しましょう。

何回かつかうと柔らかくなりました。

 

新品エスプレッソメーカーは金属臭があります。

もったいなくても、1回目は金属臭つきコーヒーになるので捨てましょうならし運転が肝心。

 

この新品エスプレッソメーカー、残念なことに細かいキズがビッシリでした。特に中のフィルター部分。

販売元に問い合わせると、間違いなく新品とのこと。

こんなもんらしいです。これを気にするのは神経質すぎるのか。

 

つまみのついた穴あきの減量フィルターは使ってません。

 

エスプレッソメーカーの組み立て

エスプレッソの作り方

本体の上半分、サーバーの底。

 

エスプレッソの作り方

フィルターをセット。

 

エスプレッソの作り方

パッキンを押し込み。

 

エスプレッソの作り方

本体の下半分、水を入れるボイラー。コーヒーバスケットを中へ。

バスケットに挽いたコーヒーを詰めます。

 

エスプレッソの作り方

減量フィルター。1人ぶん淹れるときに使用。コーヒーのフタみたいになります。

上半分を乗せて回して、しっかり締めて完成。

 

美味しく飲めるコーヒー生豆をハンドピックで選別

エスプレッソの作り方

緑色の生豆。

独特の青い香りがします。

ちょっと発酵臭を感じる豆もあるかも。発酵が進んでいると臭く感じますね。

 

さっそく生豆を焙煎するぞーっと、その前にコーヒー豆を手で選別しましょう。ハンドピック。

なぜかというとコーヒーにしない方がいい豆味を悪くする豆が混じっているから!

コーヒーには農薬、カビがつきもの。他にも虫食い豆、割れた豆、成長してない豆、成長しすぎ豆、発酵しすぎで変色豆などいろいろ混じっています。みんな欠点豆!

たまに正体不明な豆や繊維も混じってます。

 

ハンドピックが面倒ならプロの焙煎豆がいいかも。

 

エスプレッソの作り方

エスプレッソの作り方

コーヒー生豆の値段にもよりますが、あまりに安いものは欠点豆が多い気がします。

黒い点はカビ。これは発がん性物質なので要注意!

丸くえぐれているものは虫食い、蛾の幼虫が原因。虫の排泄物とかそれを防ぐ農薬が怖い。絶対に取り除きましょう!

深い穴の奥はカビまみれ!

 

コーヒー

 

生豆を1年くらい置いていたら虫がいました。

シバンムシみたい。

丸い穴が空いていたら虫のションベン豆ですね。お店やお家で知らずに飲んでるかも。

缶コーヒーとか、紙コップのコーヒーってどんな豆つかっているんでしょうね。

 

生豆は非常に硬いため、少しぶつかったくらいでは欠けません。

見た目で割とわかってくるので、気になるものは指でつまんでポイ。

面倒でも一粒ずつみないとわかりません。飲まずに香りだけ楽しむために焙煎するのなら使えます。

 

エスプレッソの作り方

かなり甘い判断で分けましたがこんな感じ。

左に置いた豆は飲む用のコーヒーにはなりません。

4割くらいゴミ箱へ。残念。

 

2kgで3,000円の激安コーヒー生豆。酷い、ひどすぎる。

この豆はもう買いません。

 

選別したコーヒー生豆を50度のお湯で洗う

エスプレッソの作り方

ボウルとザル、50度くらいのお湯を用意。

コーヒー生豆に付いている農薬や土ホコリ、薄皮を洗い流しましょう。

このときにお湯に浸けている時間が長いと焙煎時間がのびます。

 

エスプレッソの作り方

米を研ぐみたいに数回。ヤケドに注意!

洗い終えたらすぐに焙煎です。

 

コーヒー生豆を深煎りで焙煎

エスプレッソの作り方

エスプレッソは深煎りです。まっ黒に焦がさないように。

手網と卓上コンロでやってます。

卓上コンロで普通に煎ると火が分散されて真上にいかないので、アルミホイルで筒をつくって五徳にのせました。これで風が少々ふいても大丈夫。

 

直径20cm、たかさ10cmの筒。

焙煎時間は13分くらい。

 

エスプレッソメーカーの使い方

エスプレッソの作り方

2人用でコーヒー豆12g。

 

エスプレッソの作り方

エスプレッソの作り方

ミルで細挽き。電動がラク。

極細挽きだとフィルターに目詰まりして、コーヒーの抽出が上手くいきません。

 

エスプレッソの作り方

水の量は100cc二人ぶん

 

エスプレッソの作り方

水面が安全弁よりも下にくるように。

 

エスプレッソの作り方

バスケットをセット。

 

エスプレッソの作り方

こぼさないように細挽きコーヒーを入れます。上から押しつけちゃダメ! お箸とかですりきりに。

コーヒーの詰めすぎ、細く挽きすぎ、火力強すぎにしたらかなり苦いエスプレッソになりました。

 

エスプレッソの作り方

締め付けが甘いと漏れます

 

エスプレッソの作り方

火は、はじめから最後まで消えそうな弱火で。

五徳は付属品でした。これがないと不安定。

 

エスプレッソの作り方

しばらくすると下から湧いてきます。フタは閉めたままで放置。

 

エスプレッソの作り方

抽出が終了するとポコポコとかグツグツ鳴ります。

すぐに火を止めましょう

およそ5分で完成。

音が消えたら水が蒸発しきった証拠なので、火を止めるタイミングが遅いです。

 

エスプレッソの作り方

お好みのデミタスカップでどうぞ。

陶工房手嶋でエスプレッソカップを作ることもできますので、ぜひご利用くださいませ。

 

【手びねり】陶芸のプロが教えるシンプルデザインのマグカップの作り方

エスプレッソの作り方

ふつうエスプレッソは砂糖を入れるそうですが、甘いものをとりながらのストレートもオススメ!

表面にはコーヒーの油成分が浮いてます。

温かい牛乳を泡立てて合わせたらカプチーノ

 

ドリップコーヒーよりも強い香りを楽しめます。ストレートは結構にがい味。

 

エスプレッソメーカーを使った後のお手入れ方法

エスプレッソの作り方

基本ぜんぶ分解して水洗いです。

熱いうちに洗う場合はヤケドに注意!

 

エスプレッソの作り方

コーヒーは圧縮されてカチカチ。中身はほじくりだして捨てましょう。

 

エスプレッソの作り方

ボイラーの中に水が残ってますが正常です。

 

エスプレッソの作り方

パッキンも取り外します。

洗ったら、次に清潔な状態で使えるようにしっかりと乾燥させましょう。

 

エスプレッソメーカーの選び方

朝食後にピッタリなエスプレッソ。ドリップコーヒーに比べ、カフェイン少な目。

2年ほど前からコーヒー生豆を買い始めて、ほぼ毎日コーヒーを飲んでいます。

それからドリップコーヒーにはまり、エスプレッソにたどり着きました。

 

自分で焙煎したコーヒーは特別にうまい! コーヒーカップまで手作りなので、尚更おいしく感じます。

エスプレッソメーカーを手に入れるなら、ずっと長く使うつもりで良いものを選びましょう。

三日坊主にならないよう、自分への投資のつもりで買ってます。

 

気が向いたら自動で強力な気圧のかかるエスプレッソマシンを試したいですね。

「エスプレッソで自分だけの特別なじかんを楽しみましょう」

 

 

購入したエスプレッソメーカー

とにかく重量感! 落ち着いたツヤ消しボディ。

 

焙煎用の網

激しく振ると、たまに小さい生豆がこぼれ落ちます。

 

買ってみた生豆の中で、欠点豆少なめでした

国、産地によって個性の出るコーヒー。浅煎りならドリップコーヒーで。

またいろいろ試します。

 

産地はどこでもいいけれど、激安豆だけはやめとけ!

ということでネットで買えるコーヒー生豆のお店は

ミカフェートがおすすめ!

エスプレッソの作り方

欠点豆は1割以下、たったこれだけ。

ハンドピックの時間がぜんぜんかかりません。あっという間に焙煎できます。

 

エスプレッソの作り方

10kgまとめて買ったので24,000円くらい。多いほど安い。

暑い夏に買って適当に保存すると、生豆が痛むかも。

 

エスプレッソの作り方

乾燥材入り。

生豆10kgは一人で飲み切ろうとすると一年半かかりそう。

虫がわくのが嫌なので最近は生豆を冷凍保存しています。

 

 

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